2020年2月15日(土) 【2020年1月の旅 愛媛の旅@】 古い町並みに足を運ぶと、現実を忘れ、時の流れが急に遅くなったように感じるのはなぜだろうか?普段はあまり気にかけないような物までに目が行き届き、すべてが趣深いものに見えてしまうのはなぜだろうか。 新興住宅街など便利な町並みに住むよりも、昔ながらの風情が残る町並みで、外観は当時のままを残し、中をリノベーションした家に住んでみたいと思う今日この頃。みなさんはどうですか? 今回旅した街並みは「内子の町並み」であります。八日市・護国地区は、江戸時代後半から明治時代にかけて木蝋生産の中心地として栄えた、漆喰塗籠の重厚な建物が多く残る町並み。 江戸期の内子は和紙、江戸時代後期から大正期にかけては木蝋の生産で栄えた。特に明治期に最盛期を迎えた製蝋業では、内子で生産された木蝋が小田川の水運を利用して京阪神、海外へと輸出され、莫大な富をもたらした。 この紙や製蝋によって得られた富が建築に投資され、質の良い建物が建てられたことが現在まで町並みが残された大きな要因になっている。 大正期に製蝋業が衰退して以降、鉄道や県道の開通により主街道としての機能を失ったが、山裾の傾斜地に位置することが戦後の土地改修の中で不利な条件として働き、町並みが残される結果となった。 そのため町並みの中には、江戸後期から明治、大正期とそれぞれの時代に建てられた建造物が並び、二百年以上に及ぶ時の流れを感じることができる。 内子町が全国木蝋生産高の30%を占めるまでになった木蝋産業。木蝋業で財をなした豪商の屋敷が軒を連ねている。懸魚、鏝絵、出格子、鳥衾などの意匠が見られるほか、淡い黄色の漆喰で塗り込められた重厚な大壁や平入りの建物が特徴で、家と家との間には「せだわ」とよばれる小道や水路があり、大壁や石積みと相まって独特の路地空間を現出している。 目の前に広がる空間と古写真を見比べ、時代とともに移り変わる町の景観にふれながら、「うちこ時間」を楽しみました(笑) 2/15^00:00 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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