行軍録
管理人の詩です。

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11/12^16:09:32
ごめんね。
好きになって。
謝らなくちゃ
貴方を愛してしまった。


姫と王子の愛は
引き裂けない。
わかってる。わかってるのそれでも貴方が
好きだった・・・。




残酷卑劣な悪しき魔女が
人を愛する気持ちを
知って
人を慈しむ想いに
気付いて

“一人の女”になれたのはきっと貴方に
想い焦がれてしまったから貴方という存在に
出会ってしまったからよ。


毒林檎も糸車の針も
姫と王子の愛には
敵わないと知りながら
呪いをかけた
愚かだと笑われても
構わない。


振り向いてくれなくていい私を愛してくれなくていい

ただ
愛し合う二人を見ている
のは辛いから・・・―。



どうか貴方の記憶を
私から忘れさせて
消えてなくなればいいの。







嗚呼、
王子の怨めしそうな瞳が



―私を捉えた・・・。




“アイシテシマッテゴメンネ・・・”


魔女は死んだ・・・―。




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11/11^23:36:19
まだ夢物語の中にいる。


此処だけがわたしの
“安全地帯”<アナタトノイバショ>

此処にいれば
貴方はわたしを
愛してくれる。

その瞳にわたしを
捉えて
その唇に
愛の言の葉を添えて


“いつまでも・・・。”



そう呟いた。

貴方に
手を伸ばしたら
わたしを受けとめてくれた貴方の手の温もりは
酷く冷たい気がするけど


それでも構わない。
貴方がわたしの
傍にいるって“愛”<アカシ> が欲しいだけだから。
失いたくないだけ。





また夢から醒めたとき。
それがわたしと貴方の
終わりを告げる鐘となる。

こんなにも近くにいるのにこんなにも遠いなんて。




だから、またわたしは
夢物語の貴方に
会いに行くの。
わたしだけを
愛してくれる貴方に―。



いっそこの物語が
終らなければいいのに。
そしたら貴方と・・・。




永遠に輪廻しましょう?
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10/5^22:04:24
スッと主張する長い睫に
触れてみた・・・
違和感を覚えた貴方は
少し眉根をよせて
ゆっくりと顔を上げた―。

花の蕾が開くように
眠り姫は静かに
朝を迎えたわ・・・。


その白雪の頬に
そっと触れたら
淡い戸惑いの色が
私を捉えた―。


今貴方の瞳には
私が映し出されているの。私だけが
貴方の視界にいるの。



“私だけを見て―。”



嗚呼―。
なんて美しいのかしら。
こんなにも
胸を締め付けられる感覚が貴方に触れるこの瞬間が
愛しくて卑しくて
たまらないくらい好き―。


揺れ動く澄んだ貴方の瞳に映る醜い私は―。



姫と魔女は
こうして出会った・・・。







私も貴方の様に
綺麗であれたなら―。




[▽追記] [コメント(0)][削除]
10/4^21:43:53
貴方の低くて甘い声音も
伸びやかな姿勢も
何処か遠くを見据える瞳も

全てが愛おしく
全てが狂おしく
甘美な波となりて
儚く散り舞る・・・。

陰陽和合の結ばれた
天使と悪魔―。
心象風景の草原に
この己を横たえて
比翼連理な
雛鳥達の歌声と共に・・・

貴方の聲もまた―。
私を酔わせる
憎くて愛しい
“不協和音”を奏でるの。


大好きな貴方の曲(コエ)で
私は堕ち逝く屍に―。



今日もまた・・・




“―アナタノコエガスル―。”





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10/2^01:19:49
好きとか
大事とか
愛してるとか―。


嗚呼・・・
言葉はなんて
曖昧で虚弱なのかしら―。

もし私が
貴方への想いを
伝えたいと願うなら・・・


貴方を
“壊してしまいたい―”



ただ渇望ス。
地を這うような
揺らめく炎(ホムラ)の如く。

―逝きましょう?


死と欲の魔物が潜む
アノ巣窟へ・・・。



君の言葉は―






“―ナニヲノゾム?―”





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9/27^22:59:57
谺する―。
谺する―。
哀訴嘆願なんて
古すぎるかしら・・・。

ほらまた
“朱い金魚”が跳ねた。


まるで
意趣遺恨の念に
染め上げられたみたいな
血の紅を携えた“朱”が
水面を滑る―。


貴方とまた意識が
重なってしまったら―。


貴方も
この水槽の中の
“朱”と一緒・・・
全部閉じ込めてあげる。
逃げ出すことなんて
忘れて―。


その無垢な瞳には
私だけを映し出して―。


檻の中の
獣(ワタシ)と
槽の中の
金魚(アナタ)と・・・。


これでお揃いね―。
貴方も私と同じなの。


可哀想に―。
私と同じだなんて・・・。

でも、少しは
分かってくれた?―。
私の想いは
私の気持ちは
まだ居場所を
求め続けてさ迷い過ぎる。

逝き場所も
生き場所も
与えて貰えない
この想いは・・・。


閉じ込めておくほか
ないでしょう?―。


荊の蔓を巻き付けて
甘く狂おしいほどの
毒を内に秘めた“城”に
隠して―。

その鍵を持つのは
貴方だけ―。
その城に足を
踏み入れていいのは
貴方だけ―。

もしも貴方が
迷い込んできたなら

“愛してる”と―。
打ち明けましょう・・・。この暗い城の中で―。其の時まで・・・。
時計の針は
止めておくから―。


早く迎えに来て―。



―私だけの王子様。
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9/22^00:02:37
【粋狂と愛欲に溺れて】


貴方の愛する人は
貴方の傍にいますか?


貴方の愛する人は
貴方を愛してくれますか?

貴方の愛する人は―






本当に
貴方の愛する人ですか―。



貴方の知らない間に
貴方の愛する人は
貴方の愛する人では
ないかもしれない―。



だって、ほら
貴方の傍で
眠れる王子様は




蒼白の表情と
二度と開くことのない
唇に
苦痛の微笑みを
浮かべたまま―。





貴方の愛する人は
もういない―。



この閉ざされた城に
残ったのは・・・






欲にまみれ・・・
欲に喰われた・・・



“獣”(アナタ)だけ―。





[▽追記] [コメント(0)][削除]
9/19^19:13:37
嗚呼―。
このふざけた
享楽は



いつ終わりを
迎えるのでしょうか?



きっと
その時が
ワタシの最期―。



出会ってもいない
見たこともない
無垢な“彼”に




サヨウナラ―。



哀れみと苦痛

物語―。
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9/18^21:20:55
チクン
チクン―。
トクン
トクントクン―。


貴方の視線のその先に。
貴方の鼓動(リズム)が
だんだん速くなっていく。

その度に
私の胸は無遠慮に
絞られ
締め付けられて・・・。


痛い。イタイよ。
苦しいよりも何よりも
どうにかなっていく感覚。今の“私”は
貴方しか見えない。
貴方しか聞こえない。


貴方に
魅了されてしまった
捕われの“獣”。


“我慢”
という名の檻に
閉じ込められたままで


幾つ貴方への想いに
この爪痕をつけ
傷跡を遺し続けたかしら。

「助けて・・・。」
貴方が好き―。
「此処から出して・・・」私を見つけて―。
「私を・・・」
獣(ワタシ)を―。

遥か遠い存在に
想いをはせるなんて・・・叶わないと
知りながら
ただ
助けを求めて
虚無をさ迷い果てるなんて

―馬鹿みたい?
私はなんて
愚かな“獣”―。
己の本能にさえ
支配されなければ・・・



こんな感情は
こんな気持ちは
抱かなかったかのに―。


私は貴方という
魅惑の花と
色欲に濡れた
醒めても醒めても
醒めつかぬ夢の虜・・・。

全て
食べ尽してしまえたら
いいのに―。





[▽追記] [コメント(1)][削除]
9/17^21:39:56
【貴方の瞳に
漆黒と宵闇の絶望を―。】


終わりの鐘が
死を告げる時
繋がっていた
過去の記憶さえ・・・



愛しさを亡くし
寂しさを忘れて
ただ
復讐の闇に呑まれ始める。

残された愛の証は
絶対の服従と
永遠などない命の灯火。


授けたばかりに
堕ちた花弁は
朱と黒を携えたまま
貴方の足元を
地獄に塗りかえる―。


“私が怖い―?”
“自分が怖い―?”


ならば今宵ただ
深い深い暗黒の夢に
溺れてしまえばいい。


目覚めなど知らずに
壊れて止まった時計が
また歯車を得て
廻り始める―。



その時まで―。
私は貴方を
愛し続ける。


奪われた私の全てを
いつか必ず・・・。



奪い返す。
その時まで―。



“おやすみなさい―。”
“愛しい王子様。”


もう二度と
目覚めないと知りながら


また一片の
“花”が堕ちた―。


“おやすみ―。”
“私の陶人形(王子様)。”

その物語は
誰も知らない―。



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