novel

+substitution(リンXケイスケ)/咎狗の血+
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「ケイスケってアキラが好きなんだ!?」
アキラが一人で出掛けたのについて行く事が出来ず、その背中を見えなくなってもまだ見つめていたケイスケにリンが言う。その言葉にハッとして振り返ると、先程までの人懐こい表情は消え随分と大人びた表情でリンが自分の事を見つめていた。
「あっ、いや・・・そう言う訳じゃ・・・」
「じゃ嫌いなの?」
「嫌嫌いじゃ・・・ない・・・」
「じゃぁ好きなんだ。だって好きか嫌いかのどっちかしかないよ」
「そっ・・・そうだな」
「ああ〜、もう、そんな顔で言わないでくれる?本当はアキラが好きで好きで堪らないくせに。」
「アキラとはもうした?・・・エッチな事した?」
言っている意味が分からない様な顔をしたケイスケに、リンははっきりと言う。
「そ、そんな・・・こと・・・これは・・・俺の・・・一方的な想いだし・・・」
「じゃぁしなくても良いんだ?」
意地悪そうに言うと、今まで照れたように話していたケイスケは不意に表情を曇らせ、リンは益々意地悪をしたくなった。
「俺がしてあげようか?」
「えっ?」
「アキラの代りに俺がしてあげる」
人影のない階段に隣同士に座って話をしていたリンは、ケイスケの返事を待たず一段下に降りて、ケイスケの膝頭に両手を当てて強引に開いた。
「えっ、ちょ・・・ちょっと・・・リン・・・困るよ、こんなの・・・」
慌ててリンを押しのけようとするケイスケに向かって、リンはナイフを取り出した。
「なっ・・・」
「動かないで。動いたら、ここ切り裂くから・・・」
驚いて絶句しているケイスケの、股間の部分をナイフで撫でるとケイスケは眉を寄せ、辛そうな表情で黙り込んで動かなかった。

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