novel

+キリ番用(イルカカ)/ナルト+
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「カカシ先生、ここでしたか・・・」
雨に打たれたまま慰霊碑の前にたたずむカカシに、イルカは後ろから遠慮がちに声を掛けた。
「許してくれ・・・」
「カカシ・・・先生?・・・」
「・・・ここに来ると・・・昔の馬鹿だった自分を・・・いつまでも戒めたくなる・・・」
少し猫背なカカシの背がいつも以上に丸まって見え、広い背中が小さく、頼りなげに感じイルカはそっと近づき、後ろから抱きしめ名を呼んだ。
「カカシさん・・・」
何も言わず、イルカに抱きしめられたままのカカシの忍服は既にずっしりと重みを増し長時間そうやってその場に立っていたのだと容易に想像出来た。カカシの体を自分の方へと向けさせ、俯きがちなカカシを見つめる。普段綺麗にセットされているカカシの髪が水を含んで重たくなり、切なげな色を浮かべる瞳を覆い隠そうとしていた。
その前髪を手で分け、額当ても一緒に取ると、口布をズラした。カカシはそうされても尚、イルカに視線を合わせようとはせず、かと言って逃げる素振りも見せない。
イルカはそのままカカシの唇に自分のそれを重ね合わせた。触れ合ったカカシの唇は冷たかった。再びカカシの唇に、先程よりも少しだけ強く自分の唇を押しつけてからイルカは離れた。
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